東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体の器

 一週間担当させていただきましたが今日は最終日の七日目です。この一週間お付き合いをしていただきましてありがとうございました。この一週間も充実した日々を過ごさせていただきました。特に操体を学ばさせていただくようになってからは毎日が充実しているように感じます。今回のブログにも書きましたが、僕は農業・理学療法士の仕事・スポーツ・勉強と一日を時間一杯利用させていただいています。(家族には不評なのかもしれませんが・・・)やっている内容はバラバラに見えるかもしれませんが、僕の中ではすべて操体で繋げっているのです。農業やスポーツで実際自分のからだを動かし身体運動の法則を確信したり、動きからからだを考察したりしています。理学療法士としてリハビリテーション科では、患者さんのからだから気付きが生まれたり操体で学んだことを活かしたりしています。勉強の時間では統合と解釈の時間として、操体の講習で学ばさせていただいたことから日々の気付きなど文献などを使って自分なりに解釈したり考察したりと短時間でも作るようにしています。
 一日の全部を操体で繋げていくとビックリすることがあります。今までたた過ごしていた時間がすべて学びの時間になっているんです。例えば文献にしても、理学療法士になってから一度も開いたことのないような生理学のような厚い本も自然と開くようになっているのです。
    
 この写真2枚は職場にある文献ですが、家にもある文献を含めるとなかなかの文献の量になりますが、この文献が今になって活用されています。操体は今まで学んだことや日常の学びなどすべてを結びつけてくれるのです。
 操体を通して日常すべてのことが学びとなって自分のことが見直せています。これは自分と向き合っているということでしょうか。操体の基本理念である「息・食・動・想」は人間が生きていくのに必要不可欠な営みですから人のイノチとこれほど直結する学びはないのではないでしょうか。まさに「操体はなんでも入る大きな器」ですね。
 一週間慌ただしく過ぎてきましたがお付き合いありがとうございました。
 ありがとうございました。