東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

健康と寿命(1)

こんにちは。畠山裕美です。
1週間よろしくお願い致します。
 
その昔、犬を飼っていました。
私が中学生の頃に迎え、17歳まで生きていたので、昔の犬としては長寿だと思います。
今は大抵の家で犬は家の中で飼っていると思いますが、私が子供の頃、大抵犬というのはは、番犬として外で飼っているのが普通でした。
 
その犬は、最初から家の中で飼っていましたが、当時は室内飼を「座敷犬」と言ったりしていました。この子は、シェットランド・シープドッグという犬種で、いわゆるコリーの小型の牧羊犬です。
当時非常に人気があったのを覚えています。
 
さて、私が「健康と寿命」というタイトルで思い出したのが、シェルティーのレックス君のことでした。
 
彼は17歳という、当時のわんことしてはかなりの長寿だったのですが、色々思い当たる節があります。
 
私は「愛犬の友」など犬用の雑誌を買ったり、図書館で調べたりしましたが、当時の犬の一番の死因は「フィラリア」だったのです。
 
大抵のわんこは室外で犬小屋暮らしです。フィラリアというのは蚊を介する寄生虫です。室外にいるので、当然蚊に刺され、フィラリアで亡くなるというわんこが多かったのです。
私の周囲にも、家の犬がフィラリアで亡くなった、というクラスメートが何人かいました。
 
私はレックス君が家に来てから、嫌がる母親(フィラリア投薬も安くはありませんから)に、お金をせびり、レックス君を自転車の前カゴに乗せて、獣医さんのところに行きました。

そして、直接獣医さんに、フィラリアの予防の仕方を聞いたのです。
 
半年毎に注射(途中から投薬になった)というのは、面倒ではあったし、母に「フィラリア注射するから」と、お金を要求するのは多少気が引けましたが、母には「レックス君がフィラリアで死んでもいいのか」と、半分脅し?てお金を貰ったのを覚えています。
 
当時は一軒家に住んでいましたが、その後マンション住まいになってもレックス君は一緒に住んでいました。

父が亡くなってから約五ヶ月後に17歳で亡くなりましたが、私は動物病院で臨終にも立ち合いました。2週間の入院でした。
 
私が今まで世話をした犬や猫は、大抵長生きしています。
猫のととちゃんは19歳、師匠のシモン君も19歳。
シモン君は19歳で具合が悪くなった時、血液検査をした先生が
「血液検査の値に全く異常がない」という凄い猫(さすが師匠の猫)でしたが、黒猫のととちゃんは、保護した後から、ノミ取りや、年に一度の健康診断をしていました。
16歳の時、甲状腺と腎臓疾患が見つかりましたが、それでも結構元気に19歳という長寿(三浦先生によく鍼を打って貰いました)を全うし、私が留守の間、三浦先生に最後を看取っていただきました。
 
動物には勿論すごい自然治癒力がありますが、やはり長寿の秘訣は、若い頃からの予防(フィラリアの予防や、ノミの予防、ご飯に気を使うとか)と、飼い主がしっかり健康観察することなんです。
 
あと、もう一つ。猫ちゃんたちには、小さい頃から「猫リンパ体操」というのをさせています。
 
私はこれが猫ちゃんの長生きの秘訣だと思っています。
 

ととちゃん。

この本、私も協力しています。