東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

コトバ3

人や食べ物、植物、モノにまで影響を与えてしまう言葉。
意識なく垂れ流すのではもったいないです。
不快な言葉はなるべく使いたくないものです。
良い言葉を選んで使うことはもちろんなのですが、「表現」するということも大事だと思います。
どうしたら相手が一番気持ちの良い状態でうけとめられるか?
ただ棒読みで言葉をつなげるだけでは、どんなにキレイな良い言葉をつかっても通じにくいかもしれません。
「キレイになる操体生活」(幻冬舎ルネッサンス)でも書きましたが、私の場合は、
対1人の場合は、アタマではなく、腹に向かって話しかけます。
大事な言葉はできるだけゆっくり、そして、濁らないように通すようにします。
そうすると、アタマではなく、からだが応えてくれます。
逆に大人数のときは、一人一人に神経を集中すると、こちらが疲れてしまうので、まず、会場を循環させるようにします。
内容は二の次です(ダメじゃん)
循環して温まったなぁ・・・と感じてから言葉をのせていくと、
十分に満足のできるお教室、または講演になるのではないでしょうか。


以前、空手道場で取材を受けたことがあります(私が!じゃないですよ、道場全体が!ですよ)
その時にレポーターとしてクロベエさんがいらっしゃいました。
クロベエさんhttp://www.geocities.jp/kuro1958/index.html
本番が始まると、クロベエさんは人が変わったように、声が大きくハリが出て、1.5倍オーバーアクション!
周囲は目を丸くしていました。
正直・・・わざとらしく映らないかなぁ?と思っていましたが、実際の映像をみるとクロベエさんのアクションのほうが自然なんです。
道場生の素人くさいことと言ったら・・・(素人なんだから仕方ないですよね)
これも目的のある表現の一つです。
普段からクロベエさんばりのリアクションでは疲れてしまいます。
目的を意識して「表現」について考えてつかうと、その効果に驚かされます。


みなさん、どんどん「表現」してくださいね。


草階文恵


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