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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ゆがみ~その5~

「こうしなければいけない」 という「きめつけ」を取っ払って「歪み」と向き合ってみる。 「きめつける」かわりに「ききわける」ことを通して 「からだ」と向き合ってみる。 そうすると 「からだの設計にミスはない」ということが見えてくる。 設計にミスが…

ゆがみ~その4~

「歪み」は一つの結果でもあるし、一つのプロセスでも あるように思えます。 硬組織だけでなく、軟部組織もあるおかげでポキッと折れずに 歪んで対応することができる。 感覚することができるから、今の状態が快か、不快か判断すること ができる。 健康と不…

ゆがみ~その3~

操体の臨床は「構造運動力学」に基づいています。 ですから、「構造力学」という「カタチ」だけを見て終わるのでは ありません。その「構造」が動くという、「運動力学」の観点も 入っています。 「構造」と「運動」を分けて考えるのではなく、一つのものと …

ゆがみ~その2~

いやあ、変わりました。 何が変わりましたかというと臨床の捉え方です。 つまり、「歪み」の捉え方。ひいてはからだとの向き合い方。 数週間前のブログで先輩のO実行委員が 「歪んでるから(こそ、それで)助かってるんだ!!」 と書かれていましたが、現在…

ゆがみ~その1~

文字だけでなく、行間や写真からも 香さんの思いが伝わってくる一週間でしたね。 今日から一週間は東北の空気を纏った瀧澤がお送りします。 早いもので故あって現居住地の岩手に引っ越してきてから 丸一年。 今夏は岩手も連日30℃を越え、 「去年の夏はもう少…

「おさまる」ために「おさめる」

先日の春季東京操体フォーラムで 「般若身経」を講義する時間をいただきました。 今回はポイントを絞り 1.からだの使い方、動かし方にはルールがある 2.からだの動きは分類すると八つ(自力可能な動きは六つ) 3.般若身経は体操やストレッチとは違い、…

決めつけずに「おさめる」

操体において自己最小限責任生活必須条件である 息、食、動、想の営みとそれぞれに関わる環境が 健康維持において大切なことは既に知られているところです。 「生活の歪み」はこれらの営みのバランスが崩れることに よって現れてくる。だから、この四つの営…

自己責任で「おさめる」

自己責任という言葉は重いでしょうか? 自己責任という言葉は冷たいでしょうか? 自己責任という言葉には可能性があると感じています。 健康維持において私たちがやるべきこと、 それはからだの要求に適うことをすること。 からだが「おさまっていてちょうど…

「感覚する」ことを「おさめる」

「感覚する」ということを怠ることは 自己責任を放棄していることになります。 自分の行為が果たしてからだの要求に適っていることなのか… 橋本先生は 「治すことまで関与するな」とおっしゃっていましたが、 「きもちよさをききわけさせればいいんだ。きも…

からだへのおさめ方

からだの個々の細胞たちが日々おさめてくれていても 私たちが「おさめる」ことを怠ってしまうとからだは不健康に 傾斜していきます。 「おさめる」ことを怠るとはやるべきことをやらないこと。 やるべきことをやるとはストイックに 「こうしなければいけない…

やるべきことをおさめる

からだの個々の細胞たちは(体内の常在菌も含めて) それぞれの役目を果たして一つのユニットになっています。 それぞれがそれぞれの立場で主人公です。 一位もビリッケツもありません。 いらない存在など一つもない。 よく脳はからだの司令塔とか言われます…

「おさまっている」ってちょうどいい

春のエネルギーが“皐月のそよ風”に乗って 届いてまいりました。 エネルギー補充し、今週は瀧澤が担当致します。 よろしくお願い致します。 先日、2015年春季東京操体フォーラムを開催致しました。 ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。 引き続…

〜操体と愛(7)〜

先日、三浦先生の著書「快からのメッセージ」が 再版されました。快からのメッセージ―哲学する操体作者: 三浦寛出版社/メーカー: たにぐち書店発売日: 1999/11メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブログ (22件) を見る操体を志すきっかけとなった一…

〜操体と愛(6)

誰でも訪れる反抗期。 中には「そういえば私、反抗期なかったかも」と おっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが 私は通過儀礼のような反抗期をしっかり(?)経験 してまいりました。私の場合は非行や手を挙げる方にはいかなかったのですが とにかく親と…

〜操体と愛(5)〜

相手が何を欲しているのか、 確認しなくても察することが出来たら 言うことありません。以心伝心とか阿吽の呼吸とか。大概は言葉を用いてお互いにコミュニケーションを図ります。 言葉にすればお互いに何を考え、何を望んでいるかが分かります。 反対に察し…

〜操体と愛(4)〜

「対象をどうにかしたい」という思いは愛の原動力かも しれませんが「相手がしてほしいことを施す」というのも 愛の一つの側面です。ということは相手が何を要求しているのかを 把握する必要があります。臨床を通すうえで欠かすことが出来ないものの 一つが…

〜操体と愛(3)〜

対象をどうにかしたいという思いは自然に発生します。 「どうにかしてやろう」というほど強くなくても 「なんとかしてあげたいな」と思う気持ちは皆持っている と思います。臨床においてもクライアントに対して 「痛みを取って楽にしてあげたい」 「不自由な…

〜操体と愛(2)〜

商取引の観点からすると、 努力に対する報酬が支払われるのは当然です。そこからすると、修業程先の見えないものはない。「ここまでできるようになる」の「ここまで」が どういう地点なのか修業中にはわからないからです。 ゴールを設定して猛ダッシュという…

〜操体と愛(1)〜

優しさの香りに包まれていた一週間でしたね。 香さんからバトンタッチ。今週担当の瀧澤です。 東北は岩手県から「愛」についてお送り致します。 一週間よろしくお願い致します。今年は例年に比べ降雪量が少なく 「暖冬だね〜」と思っていたのですが昨日ドカ…

〜からだにききわける〜

「よくわかりません」いいんです。初めのうちは。ですから、無理に探そうとしないでくださいね。 見つかるものでもないですから。気を使って、あいまいな言葉を発するよりも正直に教えてください。 「きもちよくなければいけない」というものではありません…

〜健康寿命を延ばすなら〜

小さい頃から早起きが習慣づいていたので夏休みの ラジオ体操なんかは張り切って行っていました。 体操の内容はともかく、皆勤賞なら最終日に花火がもらえたので、 せっせと町内会のお兄さんに出席スタンプをせびっていました(笑)今ではすっかりラジオ体操と…

〜ため込んじゃ駄目よと、言われても〜

「たまり」に必要以上にため込まないことが自然治癒力を発動させやすい からだの内部環境の条件だと書きましたが、「たまり」がないのに ため込み過ぎて健康傾斜の歪体化のプロセスを辿るケースもあります。特に「想」に関して、その傾向が強いように思われ…

〜食と環〜

夜はかなり冷え込んできましたが、その分空気が澄み渡り、 頭上の星たちは一層輝きを増してきました。特に今住んでいる 家の周りには街灯がないので満天の星を満喫することが出来ます。以前は寒いのが得意な方ではなかったのですが、こういった 愉しみを覚え…

〜落ち葉を掃きながら一考〜

毎朝、通りに面した歩道の落ち葉をかき集めていると、向こう側から 冬の足音が聞こえてきそうなほどに、日に日に季節の変わり目を 感じています。東北は冬の到来も早いです。仙台には幼稚園から中学1年まで住んでいましたが、その後は4年前に 友人の結婚式…

〜「息」と「環」〜

先日畠山理事から一冊の本を頂きました。いちばん大事な日本の話作者: はづき虹映出版社/メーカー: サンクチュアリ出版発売日: 2014/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る合わせてポチ袋も頂きましたので、先日近所の神社に参拝してきま…

〜身につける、実をつける〜

香さんからバトンを引き継ぎ、 今週担当します瀧澤です。 よろしくお願いします。随分と秋めいてまいりました。特に東北の秋は早いです。 道端の木葉が色づいたと思ったら、もう散り始めています。 実りの秋とは言いますが、今年もお米にリンゴに柿に梨… た…

姿勢〜ウシロスガタ〜

従兄、先輩、教師、父親… その都度その都度追いかけてきた背中がそこにあった。そして、今また新たな背中を追いかける。 憧れを秘め 加速する足取り はるか先の後ろ姿に何を見るか… 山寺の晩鐘に皆が反応 お手々つないで向かう先は 帰路という名の希望あれか…

姿勢〜サホウ〜

その道の大家、同志、自分、 そして学びのスタイル。美味しく食べる準備は出来ている。後はきれいにたいらげるだけ… 避けたいのは狎れあい 掛け替えのないものは 同志達の掛け合い 倍音のように響き合い 頭蓋内に到達 この身を肥やす栄養を調達 仲良しこよし…

姿勢〜ホウソク〜

流行には乗るが溺れない。 遊泳禁止は見極める。 そして帰る場所はいつだってそこにある。 ただ目に見えていないだけで… ブームの仕掛けに あおられる見かけに 大事なものは日陰に 「それでいいのか」と問いかける 陰に潜む本物 そこんとこ答える 「みためじ…

姿勢〜シカク〜

資格は取ってからが始まり。 でも、本当の資格は国家や民間が もたらしてくれるものではない。それは本気で進む者に必ずもたらされる… 更新はない 監視もない 自ら戒める以外手立てはない 資格は朽学の免罪符ではない資格に胡坐じゃ死角埋まらず 臨床の印象…

姿勢〜ヘンカ〜

その瞬間100パーセント理解できなくてもいい。 理屈で片づけてしまうくらいなら。時を経てから受け取れるように 何べんでも味わえるように 記憶から記録へ… ペンと紙 書き写す言葉の数々 ボロボロとこぼれても抱擁 記憶と記録の狭間つなぐノート 脳梁のよう…

姿勢〜カテイ〜

「鉄は熱いうちに打て」いつかは冷めてしまうからだ。だが、このままでは続かない。 だから、学びの火を灯そう。 繰り返し振り返り 何度でも… 熱いものは冷める? ならばその前に目覚める 見つめる一点に灯す学びの火 ゆっくり溶かす縛りの鎖 楔立て打ち込む…

姿勢〜アイニイク〜

爽やかな香りを引き継ぎ 季節巡り 新たな一週間の始まり今週は瀧澤が担当します。 よろしくお願いします。「臨床ばかりやってると腐るゾ」橋本敬三師から三浦理事長へ そしてそのもとで学んでいる人たちは 時を経てこの言葉を受け取る。自らの殻を破り、外に…

〜「間に合っている」とは(3)〜

おはようございます。 昨日の続きです。「間に合っている」状態に持っていくためには 意識して「間に合わせる」ことを学習すること。 「間に合わせる」とは環境に順応すること。 そして「間に合わせる」ことは消極的行為ではなく積極的行為である、 というこ…

〜「間に合っている」とは(2)〜

おはようございます。昨日は「間」と「合う」ということについての自分なりの考えを書きましたが 今日も続けたいと思います。昨日の「合う」の印象に基づけば、 「合わせる」とは対象と意識的にコミュニケーションを取っている(順応している)。 「合ってい…

〜「間に合っている」とは(1)〜

おはようございます。操体には「間に合っていればいいんだ」という教えがあります。 生きるうえで自然法則に従い、からだが「間に合っていれば」 健康に過ごすことができる…しかし、この「間に合っている」とは実際にどういう状態なのでしょうか。 この言葉…

〜記録に残す(2)〜

おはようございます。昨日は「書く」という行為についての私見を書きましたが、 最近習慣にしていることがあります。それは何かを感じたり、思いついたりしたらとにもかくにも その場でメモを取るということです。三浦先生に勧められて、以前から日記はつけ…

〜記録に残す(1)〜

おはようございます。先日、友人に手紙を書きました。 近況をメールで報告してきましたので、メールでも返したのですが 祝い事でもありましたので直筆で返そうと思ったからです。最近、新宿伊勢丹にある島地勝彦先生プロデュースの 「サロン・ド・シマジ」に…

〜舌は口ほどにものを言う?〜

おはようございます。今日は朝の習慣を少し。毎朝目覚めると、洗面所に行って、顔を洗うのですが その前にやることがあります。 それは「舌チェック」。舌はからだの状態を現します。東洋医学には 舌を診ることでその人の体質や、今のからだの状態を把握し、…

〜基本の置き所〜

今日から担当の瀧澤です。 一週間よろしくお願いします。香さんのブログからは春の香りが漂っていましたね。 季節の巡りは早いものですが、私の住んでいる地域にも 桜が咲き始め、三十二回目の春を謳歌しています。飲んで、食べて、騒いでのお花見からはだい…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方7〜

先日、職場で治療院の内装を頼まれました。 といっても、大掛かりなものではなく、 どんな風にコーディネートするかというレベルなんですが。集合住宅の一室でしたので、ベッド一床のみ。 フローリングで洋間っぽいんですが、隣の部屋とは 襖でつながってた…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方6〜

高いブランドものに身を包まなくても おしゃれだな、と感じる人がいる。億万長者にならなくても 豊かな生活をしているな、と感じる人がいる。声高に「俺はこうだ」と叫ばなくても 自分の使命を全うしているな、と感じる人がいる。公私を区別して息抜きしなく…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方5〜

今日は、お酒の話を少々。今年の初めに京都市を皮切りにいくつかの都市で 「日本酒乾杯条例」なるものが制定され、ちょっとした話題に 挙がりましたが、全国的には乾杯はビールで!という方のほうが、 まだまだ一般的なようです。この条例の意図するところは…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方4〜

柔道といえば三浦理事長も柔道三段の猛者であります。 しかし、そのたたずまいは武張ったところはなく、柔らかさの中に 研ぎ澄まされた刃を静かに隠し持っている…そんな感じが致します。そんな三浦理事長と重なって見えてしまうのが 三船十段の愛称で親しま…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方3〜

もう一人、このようなバランス感覚の持ち主を挙げるとするならば 東天の獅子(夢枕獏著)に登場する、嘉納治五郎先生です。東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/10メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 1…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方2〜

人間切羽詰った状態になると、冷静さを欠いて どう行動したら良いか、わからなくなったりするものです。 ましてや、今まで勉強してきたことが、臨床で通用しない… 冷や汗かくわ、胃はキリキリするわと散々味わってきましたが、 当時の橋本先生はどうだったの…

〜心魅かれるスタイル、それは生き方1〜

今週担当の瀧澤です。よろしくお願いします。さてさて、右脳と左脳ではないですが(関係あるかも) 物事の捉え方というのにもバランスって必要なんじゃないかなあ と感じる今日この頃です。たまに極端に吹っ切れてしまって、我が道を行くなんて人もいて それ…

〜続けるためには(7)〜

ブログも今日で最終日ですが、 一週間つらつらと「どうやったら一つのことを続けられるんだろうか」と書いてきました。 ・あきらめない行動力 ・まわりのご縁 ・正師につく ・同志の存在 ・初期衝動を思い出す ・自分の感覚を大事にする ・自分の意志を越え…

〜続けるためには(6)

「鉄は熱いうちに打て」 ということわざがあります。 「鉄は熱してやわらかいうちには、打っていろいろな形にできることからいう。 人間も、純粋な心を失わず、若く柔軟性のあるうちに心身を鍛えることが大事である。 また、物事をなすときにも、熱意が盛り…

〜続けるためには(5)

今日は「終戦の日」です。 この時期は、追悼行事が開催されたり、戦争を題材にしたドラマ、映画などが 放映され、実際に戦争体験をしたことがない世代にも「他人事ではない」 という心境にさせられます。 また、戦争を体験された方々の「生の声」を直接うか…