2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
力が伝わっていくこと。そこにはたらく力が邪魔されることなく伝わっていくこと。無駄なエネルギーを使わずに、その環境に見合った力が伝わって表現されること。そして、その影響を享受しているわたくしがいるということ。操体の学問をとおして頂いている「…
鉢に植わった二年目のプチトマトはまだ青い実をつけながら、日毎に生長しています。植物の上にうえに伸びていこうとする生命力は、仮に言葉を発することができるのならば、どんなふうに語りかけてくれるのでしょうか。わたくし自身の中にも縦を感じる感覚が…
どちらの足から踏み出そうか。そんなことを考えずとも、日々繰り返される動き。たったそれだけの動きの中に、雄弁に語りかけてくれるからだのひびきがあります。それは、からだが何かに導かれることで自然とうごきが生じるという感覚にもつながってくる。自…
できる限り左右差をなくすことでパフォーマンスを上げる「運動」成果を得る前に感じられていた素直な感覚とそこから生まれる感情。違和感を違和感として素直に受け取り、不自然なことは不自然と納得できずにいた頃のはなし。小学校低学年の頃に父親が買って…
言葉以前の感覚を受け取り、誰かに伝えるために言葉にしていくとき、言語化するために左脳は回転し出す。言語を習得する以前の幼児は、まず初めに右脳が活発に働き、言語の習得と共に左脳も働き出す。胎児の頃の記憶は右脳に納められている。そのような可能…
操体の学問の中で「ひだり」というものを感覚していると、次第に「からだ」というものの範囲はどこからどこまでをいうのだろうかと考えずにはいられません。あえてひらがなで「からだ」と表記する意味、あえて「ひだり」とひらがなで表記する意味がここにあ…
香さん一週間ありがとうございます。今日から担当の瀧澤です。一週間よろしくお願いします。テーマは引き続き「ひだり」です。操体という学問をとおして頂いている「ひだり」とは感覚そのものです。それはからだがききわけさせてくれる感覚そのものです。繊…
「からだが表している状態は、理由があってそうなっている」と操体を学び始めたころに、三浦先生から教えていただきました。 操体法で学ぶからだの使い方、動かし方を実践していくと、からだの状態も変化していきます。 左足を右足より半歩前に出すことによ…
からだの観察において、どのように見立てていくべきなのかは常に考えさせられます。 どのような基準でからだを見ているのかで、その後の判断は当然ながら変わってきます。 使っているからだをいかにみていくのか? 動いているからだをどうみていくのか? 左…
からだを実際に観察する機会が増えて感じたことは、からだの個人差は実に千差万別だということでした。 仕事、日常の習慣もからだの観察にはとても重要な情報源であるため、問診を通して、事前に情報収集することも重要になります。 技術職や職人といわれる…
からだを勉強すると解剖学を学びますが、教科書で学んだ解剖学は、ほぼ左右対称になっていました。 実際のからだを観察する様になって感じたことは、左右の違いでした。 少し考えれば当たり前のことにも感じますが、教科書を目の前にしている時は、対称に描…
左足を右足より半歩前に出し、からだを動かす様になった人を観察していると、 膝や腰に痛みを感じていた人が痛みが軽減していきます。 さらに、日常の作業により筋肉のつき方にも変化が起こります。 その効果で作業後の疲労感も軽減されるようです。 この様…
操体法ではからだの使い方に作法があると学びます。 その作法の1つに、動作の中で、左足を右足より半歩前にだし、からだを使う(動く)という作法があります。この作法をするかしないかで、毎日使うからだの状態は大きく変化します。 私は現在農業をしてい…
今日から香です。よろしくお願いいたします。 左が今回のテーマですが、左は、右があって成り立ち、 右も左があってなりなっているのだと、当たり前ですが思います。 テーマになることで、普段考えないことを考えるきっかけが生まれます。 私は普通自動車免…
最終日は五官のうち、 「利き耳」 についての 「ひだり理論」 を展開したい。 耳は、能動的な目とは反対に、気持ちを聴くとか、悩みを聴くというように、聴くという受動的な人の心に関する感覚器官でもある。 たとえば、患者さんに対する問診においても、視…
ヨーガのチャンドラヴェーダー(月の気道である左鼻腔を中心にする呼吸)では、「ひだり理論」 に基づく左鼻腔を中心に行う呼吸法であるが、この時、同時にもうひとつ行われなければならないことがある。 それは五官のうち、「舌」 を使うことである。 口を…
これまで話してきたように地球の有機生命体が月の影響なくして存在できないのと同様に、月も地球の有機生命体がなくては存在できない。 それは地球の有機生命体こそが月を養っており、すべての人間、動物、植物は月の食料であって、月は地球上で生き、成長す…
昨日と同じ 「ひだり理論」 の続きで、「月」 と 「人体」 に関する生命体とナトリウムの続編である。 45億年前の地球と月の距離が12分の1というのは、潮の満ち引きにおいて壮絶なものであったことが想像できる。 万有引力は距離の自乗に反比例するので、引…
「ひだり理論」の始めは、イダーナーディー(左の道)と言われる 「月の気道」、すなわち地球を回る 「月」 と 「人体」 との関係について話を進めたい。 我々の生命を支える血液も、地球生命体を育んでくれた海水にも、塩分、つまりナトリウムイオンがたっ…
病気に深く影響を与える自律神経には、からだの左右バランスが関係し、その左右バランスというのは、「重心軸の移動」 や 「体重が乗る力」 や 「支点にかかる力」 が大きな要因となっているということを昨日述べた。 そして、ヒトの体重というのは、左右の…
テーマは 「左右」 の、「ひだり」 ! ボディの内、「ひだり側」 にまず注目されるのは、心臓の拍動である。 実は、その拍動が左胸から聞こえるようになったのは、出生後のことであり、胎児のときには、拍動の強さに左右の差はなく、心音は真ん中から聞こえ…
(つづき) 歩くとき。 左足の足を1歩目にすることがなんとなくしっくりくる。 なんとなく歩き始めの時に倒れ込む感じを味わう。 そして、自然に臍下丹田へ「重力」に合わせて踏みつけることを感覚し、 その踏みつけた感覚に伴って、次の右足を持っていくよ…
(つづき) 物事の捉え方として、「要素還元主義」があります。 これは、対象となるものの「時間と空間」を切り刻み、すべてを一瞬 の出来事として分析するのが特徴なんですね。 しかし、この要素還元主義では捉えられないこともあるのです。 例えの1つに、…
(続き) 昔、マラソン選手でフランク・ショーターという、アメリカの選手が 活躍していました。 この選手はトップクラスの選手だったので、よく来日して走っていて、 過去の琵琶湖のマラソン大会でも優勝しているのです。 ところが普通の優勝ではなく、なん…
(続き) 競技スポーツの世界は「運動」のプロフェッショナルが集まります。 自分の身体の中にあって使える力と、自分の身体の外にあって使える 力を巧みに絡ませると、自分の外にある力が自分を動かしてくれる。 このような言葉で、オリンピックのスピード…
(つづき) 本当に嫌がると、子供の場合は九割以上、ひだりに顔を向けると、 ベテラン小児科の先生は語っていました。 また、「足の働きと子供の成長」の著者、近藤四郎氏は(京都大学 霊長類研究所の初代所長を務めた方です)こんな指摘をしています。 近藤…
(続き) 自然(しぜん)という読み方は、近代的な読み方です。 過去の日本では、とろろかけ御飯にするあの自然薯(じねんじょ)、 に残っているように、自然(じねん)と呼んでいたそうです。 もともとあるモノを生かす、ということ。 否定ではなく、肯定か…
今週のブログを担当する、茅ヶ崎在住の岡村です。 テーマは「ひだり」 で、どうぞよろしくお願いします。 調べてみると日本語の熟語や用法で、「左」には、位の低いものに 相応させる意味で用いることが多いようです。 ですから、「右に倣え」という言葉、位…
レオナルドダヴィンチは左利きであったことは有名な話です。 文字は元々右手で書くように出来ているので右手の方が書きやすい。 自動販売機、はさみ、急須なども右利きに作られているので使いやすい。 などの理由から右手に矯正する親が多いと思います。 私…
幸せについて考えてみた。 左寄りの幸せはオキシトシンやセロトニン。 オキシトシンは家族や夫婦関係、 他者とのスキンシップや信頼関係に大変深く関係するホルモン。 簡単なボディタッチでも促され分泌するそうです。 セロトニンは精神の安定や平常心をつか…