東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

畠山裕美(はたけやまひろみ)

三日目 No Cat, No Life!

私の人生にとって、猫はなくてはならない存在です。 まさに No Cat, No Life! なのです。 それは何故かと聞かれれば「癒し」に通じるからとしか言いようがありません。 そして コロナ禍で、保護猫の引き取り手が増えているそうです。 https://forbesjapan.co…

体温を測ろう。二日目

今年の4月から、毎朝体温を測っています。 最初はバレットジャーナル(ノート)につけていましたが、途中から、はたと気がつき、iPhoneの「ヘルスケア」にも記録することにしました。 デジタルとアナログ、両方に記録をつけているという次第です。 https://…

「この時代の暮らし方・私の免疫力アップ法」初日

こんにちは。畠山裕美です。一週間よろしくお願い致します。 今回のブログのテーマ「この時代の暮らし方・私の免疫力アップ法」です。 実はこのテーマを提案したのは私ですが、東京操体フォーラム実行委員が、どのようにこの時代を、操体的に工夫しているの…

七日目 式神を飛ばす

「陰陽師」(小説とか映画とかマンガとか)に、式神がでてきます。 紙を人形(ひとがた)に切って、それを例えば人間の姿に変えて使役するとか。 「式を飛ばす」とか言いますよね。 式神 / 識神(しきがみ、しきじん)とは、陰陽師が使役する鬼神のことで、…

六日目 触れずに検査(分析する)

これは、よく私が「視診触診講座」でやるのですが、 1.被験者(患者役) 2.検査者 3. 検査者の補佐 の3人で行います。 息診(呼吸で診断分析)を行ってもいいのですが、もう少し目に見えるようにしたやり方です。 ポイントですが、検査者も検査者の補…

五日目 見える、見えない

今日ふと思い出したのは、小学生の時のことです。 今の幕張メッセの近所に住んでいた私は、小学6年の夏休み、数人のクラスメートと担任の先生の家に遊びに行きました。 帰り道、当時はまだ幕張メッセはなく、埋め立てもしていなかったので、国道14号の向こう…

四日目 世界は水槽になっている

もうひとつ。 私の気功の先生から聞いた話です。 一つの部屋の中に、人間が三人いるとします。 三人は離れて座っています。 この三人は、離れて座っているので「離れている」と認識されますが、 気功的に考えると、 この部屋(もしくはこの世界)は、大きな…

三日目 何故臨床を飛ばせるのか。潜在意識について

橋本先生は「潜在意識を変える名人だった」と、きいたことがあります。 潜在意識を変えるとは、どういうことなのでしょうか。 私の易の先生である、福永利貞先生から聞いた話ですが、潜在意識を考える場合、海と島を考えるとわかりやすいということです。 島…

二日目 場を捉える

私は20数年前に、気功医師の方から医療気功を習いました。 医療用、治療用の気功は「外気功」と言います。 自分で気を練る鍛錬法は、内気功と言って、区別しています。 今は殆ど臨床では使っていませんが、操体をちゃんと学んでいるメンバーには、三浦先生の…

初日 飛ばさなくてよかったこと。

友松さん、一週間ありがとうございました。 こんにちは。 畠山裕美です。一週間よろしくお願い致します。 前回フォーラム実行委員ブログを書いてから、世の中の状況がすっかり変わってしまいました。 操体ができることは何か、考えて行きたいと思います。 4…

七日目 「調和への道のり」

七日目となりました。 私が「調和」という単語で思い出すのが、 ”Harmony and understanding” というフレーズです。 ミュージカル、”HAIR”の中でも最も有名な曲、Aquarius です。 70年代の反戦とフラワー・ムーブメントの時代の話です。 何度かブログでもご…

六日目 遺伝子。

先日、アタマの中に突然「自分のルーツ」「遺伝子」という言葉が浮かんできました。 おもしろいなー、と思って検索してみると、遺伝子検査ができることが分かりました。 https://sales.genelife.jp/product/haplo 日本人のルーツは、9人の女性なんだそうです…

五日目。正しい、ただしくない

私は易者もやっているもので(操体の臨床とはそれほど変わらないことをやっています)、いろんなご相談を受けるのですが「正しいほうを教えてください」というのが多いなあ、と思うことがよくあります。 例えば、今の会社にいるのがいいのか、スカウトされて…

四日目「おなかの調子を整える」

今年は暖冬ですが、たまに気温差が激しい時があります。ちょっと気温が上がると、やってくるのが「花粉症」です。 私はそれほどひどくはないのですが、最盛期には、目薬と漢方薬はもらいに行きます。 また、普段は二週間使い捨てのコンタクトレンズを使って…

我々はなぜ「○○操体」と言わないか

三日目です。 私のところはHPを立ち上げたのが1998年です。当時は「操体やってます」なんていうところは殆どなかったのですが、最近は「操体っていろんなのがあるんですね」と言われるようになりました。 しかし、私自身は「情報断ち」をしていることもあり…

整体師が「整体」という名称を捨てる時。

「おおよそ,「調」は「何かをするため,始めるための必要なもの(状態,条件)をそろえる。」「物事がまとまる。成立する。」という意味で使われ,「整」は「乱れたもの,まがったもの,くずれたものを正しくする。なおす。きちんとする。」という意味のと…

ととのう(初日)

こんにちは。畠山裕美です。一週間よろしくお願い致します。 「整いました~」で、ねづっちを思い出した方、すみません。 (私はダーリン寄席で何度かねづっちのステージを見たことがあります) 今回のテーマは「ととのう」です。 実は、今回このテーマ案を…

何故、仏性があるのに、修行するのか?七日目

さて、がんばらなくてもいい、と言われても、この世、娑婆ではイヤなことをしなければ生きて行けないこともあります。 私達が生きている横の世界は、因果応報ので相対的な世界(自分のやったことは、いいこともわるいこともすべて跳ね返ってくる)だから。 …

六日目 ありのままに~

「ありのままの私を愛して」的なものではないことがお分かりいただけたでしょうか。 話が逆になりますが、この話は、アンデルセンの「雪の女王」がベースになっていますが、全く違う話になっています。 雪の女王 アンデルセン童話集 (角川文庫) 作者: アンデ…

ありのままに? 五日目

最初に書いておきます。ディズニー映画なんて、お子様向けじゃん、とバカにしている方がいたら、そういう先入観を捨ててください。 先入観や思いこみを捨てるのも "Let it go"です。 また、こういう時って、私の経験によると「必要な人ほど、自分の価値観が…

救いと報い(2)四日目

「がんばらなくてもいいんだ」と、「がんばるな」は、若干ニュアンスが違いますが、操体における「バルの戒め」は、「すでに最初から救われているから、がんばらなくていいんだ」という意味に解釈できます。 つまり「がんばる」という行為を禁止しているので…

救いと報い(1)三日目

ちょっと長くなりますが「生体の歪みを正す」から引用します。 生体の歪みを正す オンデマンド版:橋本敬三論想集 作者: 橋本敬三 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2010/08/25 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (8件) を見る…

青くせーこと言うなよ?!(二日目)

2019年秋季東京操体フォーラムでは、午前中、タスクフォース(若手チーム)と私が「がんばるな」についての発表を行いました。 当初「がんばるな、いばるな、よくばるな、しばるな」の、各々について発表するという話があったのですが、私は却下しました(笑…

操体的な『かんばるな』とは(初日)

こんにちは。東京操体フォーラム、TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。 一週間よろしくお願い致します。 今回のテーマは、「操体的な『かんばるな』とは」です。 丁度先月11月23日に開催された「2019年秋季東京操体フォーラム」のテーマが、「『がんば…

「よくわかる操体と操体法」7

あまりよくわかる説明かどうか果てしなく謎で申しわけありませんが、操体あるいは操体法のしっぽが少し見えたでしょうか。 なお、他でも書いていますが、操体と操体法の違いを説明します。 操体法、は、操体の中でも「臨床」の部分を指します。つまり、操体…

「よくわかる操体と操体法」6

説明すればするほど、操体の色々な側面が見えてきて、どれを説明しようかと迷ってしまいますが、操体を説明するならば「操体の常識は世間の非常識」と言えるでしょう。 普通だったら「固まらないように、痛い方、可動域が悪い方を一生懸命に動かす」(リハビ…

「よくわかる操体と操体法」5

私は何故操体をやっているのか。 よくわかる操体といっても、よく分かるのだろうかとまだまだ心配ですが(汗)、引き続き進めます。 操体をやっていて、一番「よかったな」と思うのは、操体の臨床を行っている本人も「癒される」というところです。 大抵の操…

「よくわかる操体と操体法」4

「よく分かる操体」というタイトルながら、「よくわかる」ように書けているかどうか、少しばかり心配になってきましたが(笑)、引き続きご紹介します。 たまに、 「操体って最初につま先上げやって、次に膝倒しやって、次にカエル足(我々はカエル足とは言…

「よくわかる操体と操体法」2

第一分析、第二分析という言葉は、三浦寛先生の考案によります。 第一分析とは、橋本敬三先生の時代の「楽な方に動かして動きをたわめて、瞬間的に脱力」(楽と快の区別がまだついていない)。 第二分析とは、橋本敬三先生が晩年「楽(運動分析)ではなく快…

「よくわかる操体と操体法」3

操体では「主役」は「からだ」です。 本人ではなく「からだ」なのです。 操体の指導者は、「本人」と対話しているのではなく「からだ」と対話しているのです。 例をあげると、我々は、選択肢が二つ、例えば「こちらの動きは楽で、こちらは痛い」という場合、…