東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

長野より

今日から一週間ブログを担当します長野県在住の佐助です。一週間お付き合いよろしくお願いします。 この日本の長野県の田舎に住んでいて、自然の四季の移り変わりによるそれぞれ季節の美しさがあります。6月前半の梅雨の時期には、山々の葉の色が濃さを増す…

一転語 7

少しでも人の手本となれ、己に鞭打って勤めておくと、それを学んだ人が、こんどは己の手本になってくれる。 貸借は金銭ばかりではない。できるだけ貸方になれ。 私に語りかけて来た言葉を挙げてみましたが、興味を持たれた人は、是非、原点をお読み下さい。 …

一転語 6

真理は、真理に合致するものにのみ合致する。 あれは曲がってはおるが骨折っていて可愛そうだからなどといって、真理の方から合致してくれることはない。 合掌 半蔵

一転語 5

子供たちに色紙を書いてやるのに今まで「つよくただしく」と書いてきたが、このごろ「なかよく」と書き足すことにした。強く正しい信念を通そうとしたら、周囲と仲好くすることを考えねば、実現できんからな。厳寒、鷹は森の小鳥を掴んで爪をあたため、夜を…

一転語 4

建長寺の寒松室宮田東班老師は、わしが妙心僧堂に掛塔した時の知客寮、次に聖侍でことあるごとに、告報でも 青瓢箪(わしのこと)に糞道心(東慶寺先住佐藤禅忠和尚のこと) といじめられた。今日あるも、こんな人々のお陰じゃ。 合掌 半蔵

一転語 3

自己に問題の無いものが、あちらの講演会、こちらの禅会と聞いてまわっても駄目だ。 耳の垢がたまるばかりだ。解決すべき問題があって、はじめて聞いたり教えられたものが肥になって自己が成長する。焦穀敗種では芽は出ぬ。生きた問題をもて。 合掌 半蔵

一転語 2

神や仏に通ずるお経と人に聞かせるお経とがある。前者でなくてはいかん。鐘撞くときも仏様に通じるように。本当に坐禅する者は、祖師方に見ていただいているようにやれ。 合掌 半蔵

一転語

今回のブログは、臨済宗円覚寺派管長を務められた昭和の名僧 朝比奈宗源老師の「一転語」を謹んで筆写し、玩味する事をお許し頂きたいと思います。 『人はみな仏である』朝比奈宗源著 (春秋社)より※一語よく迷を転じて悟に至らしむるを「一転語」といいま…

「人間の病7」

本日で最終日となるが最後に「病気」は一体何から産まれてくるのかをまとめていきたい。今回のブログで書いたような自分の経験、または病気になった人達の語っていたこと等を考えていく中で私は病とは人間の生活からくる「矛盾」が原因のように思う。 人間は…

「人間の病6」

人と病との相関性を紐解く上で大切なキーワードとなるのが「欲」である。私が担当する時には毎回書いていることなのだが、人間界だけに存在するこの「欲」こそが病を生み出している一つの要因となっている。自然界に自在する法則にはあって人間界には存在し…

「人間の病5」

近頃よく友人や知人から「肩が痛いんだけど何が原因なの?」と聞かれる。こういった類いの質問は今に始まったことではないのだが、正直いつも返答に困る。大抵は曖昧にしてその場をしのいでいる。なぜならこういった事を聞く人ほど本気で健康になりたいと思…

「人間の病4」

昨日までは「人間の生活の過ち=病気」という事を書いてきたが、今日は突然原因不明の病気になった人のことについて書いていこうと思う。「私って生きている意味あるのですかね?」これは報道特集の「光と音を失って ある女子大生の葛藤と挑戦」で取り上げら…

「人間の病3」

昨日まで述べたように人間のもたらす病のほとんどの原因は命の営み(息・食・動・想)の過ちが原因となっている。 腰痛にしても、風邪を引くにしても人間が本来行うべき責任を果たさないからカラダが病む。当たり前の事を当たり前に出来ないから心とカラダが…

「人間の病2」

昨日の続きになるが「心理的ストレス」が腰痛を引き起こす原因の一つなのは間違いないと思う。人間の心が及ぼす身体への影響、それは「腰痛」だけに限らず様々な病気と相関性がある。 番組内でも例に挙げられていたが自分が無意識の内に感じているストレスと…

『人間の病1」

こんにちは。今回も一週間宜しくお願い致します。先日の三浦先生のブログでも書かれていたが、四月に春期東京操体フォーラム、五月にはバレンシアでそれぞれ開催された。この二つのフォーラムは私にとって特別なものであった。 それは新しい実行委員の仲間が…

人生の持ち時間

五月の末に、ふと思い立って橋本先生の墓参りに行ってきました。 初夏の新緑が朝光を浴びて、瑞々しい。 定禅寺通のケヤキ並木も、新緑のエネルギーに満ち満ちて、なんとも すがすがしい。 このケヤキ並木を、私は四十七年間見とどけている。 霊気さえただよ…

人生の主人公よ

人生の主人公よ、ちゃんと目覚めているか。 まどわされてはいないか。 いろいろ暮らしの中には、使い捨てが多いけど、 ただ人生だけは、使い捨てはできないのだよ。 オレがオレがに執着していると、自分しか見えず、 なかなか生かされていることに気がつかな…

気導溝

手根、つまり手関節の小指側に豆状骨がある。 ここは支動軸の意識点に相当する部位である。 身体運動の法則、からだの中心骨盤を要とした からだの使い方、 (一)手は小指を運動作用点とする。 その際、豆状骨をその意識点とし、肘を安定軸となし、 肩を回…

横足根洞

「横足根洞」をご存知であろうか。 私もごく最近耳にしたのであるが、とても重要なポイントとして 改めて再認識するところである。 この部位は、足関節の距骨溝と、踵骨溝とでできる。 血管と神経終末、触圧受容器に富み、足部をモニターし、 足底からの路面…

自分に似合った人生

ヒトはそれぞれ、自分に似合った人生を背負っている。そしてもう一つ、 人間という自分をかかえて生きる。人生とは自分にしばられているような 気もするが、意識をかえてみよ。なにも、なにも、生活や暮らしのなかに、 ドップリと己を泳がせていることはない…

人は霊的意識感覚の存在である。

人間にとって、霊的に成長していくプロセスが、生死平等の救感である。 死は、死ねるんだの、迎え入れる生である。生こそは報いであり、死こそ 救いである(救済の生)。人は救いの世界から報いの世界に入り、肉体の死をもって、再び救いの 世界に入っていく…

Sotai Forum 2013 Valencia

今年も五月の連休をはさんでヨーロッパでの操体セミナーがスタートした。 今回はスペイン、マドリッドの近郊にある、美しき町、バレンシヤでの開催であった。日本からの同行者は畠山裕美、福田勇治である。 おもだった参加者は、ヨーロッパ、スペイン指圧会…

最高の名医

人にとって目にみえるものとはどれ位あるのでしょうか? 今、自分の目の前に拡がる世界と風景だけが、全てで、みえないも のや証明出来ないものは全て”無い”と評価してよいものでしょう か?まがりなりにも、臨床家として、十数年を過ごしてきて、強く感じ、…

仮吉方―その後

『安来ぃ〜千軒〜 名の出たところぉ〜 社日桜にぃ〜 十神山ぁ〜』 って、何を書いているのか分かる方は、出雲の住人かチョット変わった 人だと思われます。これは、一昨日のブログ『出雲大社平成の大遷宮』の中でも書いた のですが、島根県と聞いて真っ先に…

選名−その後

前回、三月のブログで私が気学について、つらつらと書いておりま したが、『選名』と『仮吉方』に関して進捗がありましたので、遅 ればせながらご報告を致したいと思います。よく、気学と操体って違うモノでしょ?って聞かれることがあるの ですが、イヤイヤ…

出雲大社平成の大遷宮

梅雨入りしたと言いつつ、スッカリ夏の装いの出雲之国ですが、今 年の出雲は例年に無く熱い夏です。ベタな出だしで恐縮ですが、今 年は60年に一度の『出雲大社平成の大遷宮』がある年だからなので す。 しかも、ダブルで目出度いことに、今年は20年に一度の…

2013 SOTAI Forunm in Valencia『場所編』

海外フォーラムでの愉しみの一つに、見知らぬ土地での出会いがある。 何も出会いとは人ばかりではなく、私にとって大きな感動があるのは、 『場所』でしょうか。有名な場所もあれば、誰も気付くことがない位にマイナーな場所など、 その人の感性によってそれ…

2013 SOTAI Forunm in Valencia 『食編』

ムムム、気が付けば、もう一ヶ月が過ぎてしまったのかと、改めて 時の流れの早さを感じる今日この頃です。 ちょうど一ヶ月前、私は師匠お二人と、スペインの地に再び降り立 ちました。 昨年、未曾有の経済危機に見舞われたヨーロッパ全土の煽りをモロ に受け…

みたて

三ヶ月ぶりのご無沙汰でございます、60年に一度の出雲大社の遷宮 で大賑わいの出雲之国住人福田です。今週一週間、他の実行委員の 方々とは異質なゆるさでは御座いますが、箸休めと思い、お付き合 い下さいまし・・昨年、今年と世界規模で不安定な気候が続き、…

上をむいて歩こう。

何年か前、講習で三浦先生から聞いた話がある。 3つのビーカーにお米を入れる。それを三つの部屋にそれぞれ置く。 一つのビーカーには「バカヤロー」と書いた紙を貼り、毎日「バカヤロー」という。 もう一つは「ありがとう」と書いた紙を貼り、毎日「ありが…