東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「陰と陽 ~言葉~」

昨日は陽の時代から陰の時代への移行に伴い、性への捉え方が変わったことについて書きましたが、それはスポーツ指導においても大きな変化を及ぼしているようです。 先日、スポーツプログラマーの資格研修にてスポーツトレーナーである岩崎由純先生の講義を受…

「陰と陽 ~音楽~」

先月末にフォーラムにも起こし頂いたヒカシューのメンバーでもある佐藤正治さん率いるMASSAのライブがありました。 今回で二回目になりますが、良いと思う音楽というのは操体の臨床と同じで回数を重ねる度に味わい深いものとなり、心地よい感覚の世界に導か…

「陰と陽 ~太極の意志~」

私が操体を学び始めた当初、私自身の中で未だよく理解出来ていないことが一つありました。 それは橋本敬三先生が説かれている「太極の意志」が何なのかということです。 「太極の意志」を理解する上で、SEXという神性なる儀式がとても重要なポイントのように…

「陰と陽 ~般若身経における心の在りかた~」

昨日の話の続きになりますが、毎回フォーラムではプログラムの中に般若身経を組んでいます。今回のフォーラムでは実行委員のtaskチームで発表しましたが、毎回参加者に日々進化する般若身経をどのように伝えていくかはとても考えさせられます。 なぜ考えるの…

「陰と陽 ~操体と腱引き~」

おはようございます。三浦先生、一週間ありがとうございました。一つ一つの言葉にとても深い意味がありましたね。これは操体を学んでいる人に限らず、学問に携わっている人全員に向けたメッセージなのだと思います。 では改めて、今週一週間は三浦寛幸が担当…

「利き手とゆがみ」

今回のブログのテーマである「ゆがみ」を考える上で正しい姿勢、ゆがみを作りやすい姿勢を考えなければならない。 先日までのブログの中でも「自然体」について触れてきたが、正しい姿勢と自然体では少しニュアンスが違うように思える。 自然体とは無意識的…

「記憶とゆがみ」

未だ私自身の中に鮮明に残っている辛い記憶がある。 それは大切なお世話になった人の他界、失恋という誰もが経験することなのだが、私はその現実を受け入れられずにいつまでも後悔の念に捉われていた時がある。 「もっとこうすれば良かった」、「何でこんな…

「空間とゆがみ」

去年に引き続き、今月の5日、6日に福島の会津にて伝統療法カンファレンスが開催された。 私は所要の為、5日だけの参加だったのだが、その短い時間の間でも本当に実りのある有意義な時間であった。 様々な手技の先生達の治療との向き合い方、その先生達のお弟…

「癖とゆがみ」

先日のブログではカラダの自然について書いたが、ボディーの歪みとは自分の癖と密接に関係している。 自分が楽だと思いカラダを動かしていても、実はボディーには歪みが生じていたりする。 それは楽という感覚でカラダを使っていてはボディーに歪みを作りや…

「カラダにとっての自然」

前日まで私のゆがみに対しての捉え方を書いてきたのだが、これらを書いていく中で疑問に思うことがあった。 それは果たしてゆがみのないカラダが本来の自然、正常なのかということである。 その定義、基準を説いている医者、施術者は私の知る限りいない。 私…

「ゆがみと治癒力」

なぜカラダと心は歪むのか?ボディーが歪むという現象とは命の営み(息・食・動・想)、つまり己の「生き方」に対する一つの通知表のようなもので、今までそれは自己責任を怠った一つの「報い」として今までは捉えてきた。 症状・疾患を抱える患者はその報い…

「ゆがみ」の有難さ

おはようございます。今週から一週間よろしくお願い致します。 今回のテーマは「ゆがみ」。 ゆがみと聞くと大抵の人はイメージとして何か悪いもの、あってはならないもの、正しくしていかなければならないもの、あってはならないというイメージがあるように…

『「自分らしさ」という器におさめる』

大抵の人は人生で一度は「自分らしさ」というのを考えたことがあるだろう。 自分の長所、または短所、自分がどういった性格なのか。ここまでは考えたことはあると思うのだが、そこから更に踏み込んで、自分にはどれだけの可能性があるのか、またはどれだけの…

「動物のおさめ、植物のおさめ」

人間の生き方には大きく分けて2通りの生き方があるように思う。 動物のように本能のまま「何かを求めていく」生き方と、植物のように静観しながら環境と上手く調和しながら生きていく生き方が人間にもあるように見える。 どちらが良い悪いという概念はないの…

「環境とおさめ」

先日、藤川球児選手の独立リーグ高知への入団会見を見たのだが、私はこれも一つの「おさめ」だと思った。 大リーグから日本のプロリーグに帰ってくる選手が思うような活躍が出来ていない中、ネットでは藤川選手の決断を賞賛する声が多く見られ、私も同じ思い…

「操体をおさめる」

ご存知の方も多いと思うが、東京操体研究会が講習を行っている三軒茶屋のターミナルビルの出入り口には橋本先生の写真が飾られている。 三浦先生は入る時、そして帰る時に必ず橋本先生の写真に向かって一礼をしている。 それを見る度に三浦先生は橋本先生に…

「真の治療とは何か?」

操体を学んでいく中で様々な治療法と触れ合い、交流する機会がある。 最近では春のフォーラムにもお越し頂いた腱引きの小口先生の治療をDVDで観る機会があったのだが、戦場医学というだけあり、臨床のスピード、触診の正確さはとても勉強になる。 操体の臨床…

「臨床のおさめ」

昨日書いたことは臨床でも同じことが言える。 視診・触診・動診、それぞれ一つ一つをおさめていかなければならない。 治しぱなしの臨床では治るものも治らないし、施術する側も後味が悪い。 やはり臨床もお互いが「ありがとうございます」と素直に頭を下げら…

「おさめとコトバ」

みなさん、おはようございます。 一週間よろしくお願い致します。 小十郎君ごくろうさまでした。捨て猫であんなに小さかった小十郎君がブログを書けるほど大きくなったのも、彼の生きたいと いう強い意志と2人のご主人様の寛大な愛があったからだと思います…

「愛と神隠し7 〜手の平〜」

愛と神隠し7 〜手の平〜手の平は人間の生き方、思想を忠実に表わしている。それは一つの愛の結晶のようにも見える。昔、ある女優さんが手に触れた時のフィーリングで男性を選ぶというのを見たことがある。私もその女優さんが言っていることを少しは理解出来…

「愛と神隠し6 〜素直さ〜」

愛とは自分の知らない自分を素直に受け入れること。変化を恐れないこと。 知らないことを知る勇気、これも愛であり、素直に「はい」と言える言葉が愛を知る一歩となる。「ノー」、「いいえ」とば、言い訳であり、自己否定になる。否定に愛は存在しない。 言…

「愛と神隠し5 〜書くこと〜」

最近の私はメモを三つ持つようにしている。その内訳は ①どこでも閃いたことが書ける小さなメモ帳 ②それを清書するもの ③日記帳これも②と③は100円で買えるようなものではなく、伊藤屋に行き1000円位のノートに書くようにしている。それを日課として行うように…

「愛と神隠し4 〜意識〜」

いつか見たマザーテレサの言葉を思い出した。「愛の真逆は無関心」確かに家族、恋人、友達、子供、そして自分自身にしても意識が向けられなければ、愛は存在しない。 現代の子供達を見ていると、親の子供に対する関心が薄れているように思える。「もっと自分…

「愛と神隠し3 〜体〜」

人体にも神隠しが多く潜んでいる。なぜ病気になると体が歪むのか?なぜ多くの症状・疾患は体の奥深くに隠れるのか?なぜ本人の意識が行き届かない箇所に歪みが生じるのか?こういった多くの謎は神が人間に体を与えた意味、つまり神隠しにも繋がってくる。私…

「愛と神隠し2 〜学問〜」

愛とは神が人間に与えた永遠のテーマである。この世に生を授かり、あの世に旅立つまでに様々な人や物、職と出会い、学んでいく中で最終的に愛に繋がってくるのだと思う。三浦先生は私達に「学問しなさい」と言われる。学んでいることに問いかける。「これで…

「愛と神隠し〜愛の本質〜」

こんにちは。一週間よろしくお願い致します。今回のブログのテーマは「愛」。この壮大かつディープなテーマを与えられてから、毎日のように「愛とは何だろう?」と考えていた。35年間、生かされてきて、また操体の学びを得て少しずつではあるが、愛の本質が…

「正しい姿勢とは」

人間の本当に正しい姿勢とは何なのだろうか。様々な分野で姿勢が原究されているが、未だ完成されたものは出てきていないように思える。私達も操体を学んでいる中でこのテーマの核心に迫ってきているように思うのだが、まだまだ完成形のものだとは思えない。…

「息について」

先日まで「食」「動」「想」について書いてきたが、これらの捉え方が変われば当然「息」に対しての捉え方も大きく変化してくる。私自身この変化を大きく実感しているのが、呼吸を上手くコントロールすることで他のイノチの営みをより活かせるということであ…

「息について」

先日まで「食」「動」「想」について書いてきたが、これらの捉え方が変われば当然「息」に対しての捉え方も大きく変化してくる。私自身この変化を大きく実感しているのが、呼吸を上手くコントロールすることで他のイノチの営みをより活かせるということであ…

「救いと報い」について

現在の操体のカラダを動かす・使うこと、また命に対しての捉え方は「報い」から「救い」に変化してきているように感じる。例えば身体運動の法則における作法にしても利き手に応じた作法であるのだが、この利き手というのは天性のものではない。物心を付いた…

「動」について

臨床を行っているとこちらの指示する通りに動ける人と動けない人がいる。これは私が操体の臨床を行う上で、ずっと頭を抱えていた問題で操体の臨床家にとって一度はぶつかる壁だと思う。果たして動ける人と動けない人の違いは何なのだろうか。体の動きを知ら…

皆さんは一日何回食事をとるだろうか?最近の私は食事をすることがカラダのちょっとしたストレスになることがある。特に食後にカラダがだるくなることが多いため、一日三食はとらず仕事がある時は朝と晩の二回、休みの日は昼食だけの生活サイクルになってい…

「フォーラムで学んだこと」

今回のフォーラムでは初めて人前で自分が学んできたことを発表する機会があった。今まで人前で何かを話す機会といえば大学の論文の発表位なもので、全くこういった機会とは縁がなかったのだが、この経験でとても大きな気付きを得ることが出来た。まず人前で…

「フォーラムを終えて」

こんにちは。一週間よろしくお願い致します。先月開催された秋季東京操体フォーラムから実行委員長を務めることになった。前任の岡村さんからバトンを引き継ぎ望んだ初めてのフォーラムだったが、終わるまでの期間なぜ自分が指名されたのかをずっと自問自答…

「操体からのメッセージ」

本当の当たり前(アタリマエ)とは一体何なのだろうか?よくよく考えてみて、自分が「当たり前」としていたことは「アタリマエ」ではないように思う。電車がある、それが時間通りに来る。家の近くにコンビ二がある。生活に必要なものが当然のように店頭には…

「カラダからのメッセージ」

前回のブログでも「感覚」について書かせて頂いたが、これを原究していくと「発声」にも快・不快があるということがわかった。例えば人は誰かと喋りたい時、喋りたくない時があると思うのだが、それは心や気分だけではなく、カラダの要求感覚がそのような現…

「両親からのメッセージ」

振り返ると子供の頃に両親から操体を学ぶ上で必要な作法をすでに教わっていたような気がする。例えば『肘をついて食べるな』、『踵から踏み込むな』と口を酸っぱくして言われていたことを鮮明に覚えている。祖父にしても、父にしても幼い頃からとても厳しか…

「ブラックジャックからのメッセージ2」

・命の対価昨日の続きになるが、ブラックジャックのコトバで「人間の命を預かる医者が大金を貰って何が悪い」という有名な台詞がある。この台詞から手塚治は私達にやっていることの「プライド」と人間に対しての「イノチの価値」を問いかけているように感じ…

「ブラックジャックからのメッセージ1」

〜手塚治と橋本敬三という医師〜最近、手塚治の「ブラックジャック」を読み直している。当時、この漫画の印象は「高額な手術費を取る医者」というイメージだけが残っていたのだが、現在は自分も彼と同じ「人のカラダを診させて頂く」立場、また操体を学んで…

「橋本先生からのメッセージ」

三浦先生・畠山先生・今先生の著書である「操体法 生かされし救いの生命観」での橋本先生のコトバの中にこういったメッセージがある。操体法 生かされし救いの生命観作者: 三浦寛,今昭宏,畠山裕美出版社/メーカー: たにぐち書店発売日: 2007/10/01メディア: …

「人との繋がりが与えてくれること」

今年になり昔の友人、知人と偶然再会することが多い。それも私が普段から意識している人達との再会である。今までの自分は何百、いや何千もの人との出会いがあり、その中で繋がりたい人を選択してきた。それは意識的に選択してきたというよりは、本能的に私…

「アイデアはどのようにいかせるのか」

操体を学び始めて六年の月日が経過しようとしている。誰もが自分がやっている事を3〜4年続けていくとやっていることの本質がわずかでも見えてくるものだと思う。それはそれなりに基礎が身についてきたことを意味するのだと思うのだが、ここが一流になるか、…

「快」の本質

映画を観た感想を100人に聞いたら100通りの感じた方があるように、一人独りが体感する中で感じる感覚ということは操体の臨床におけるきもちのよさにおいても一人独りが違うイメージを持っていることだろう。本日は私が思っている「きもちのよさ」と「快」の…

「五感を超えた感覚」

先月東京操体フォーラムが開催された。その時に同志である日下さんの講義の中に人間の五感についての話があった。その話を聞いて以降、五感に興味を持ち自分なりに臨床に活かせないかと考えていたのだが、そもそも医者を含めたカラダを診させて頂いている人…

「カラダの本来の動きについて」

人間のカラダには私達がまだ知らないとてつもない動きの可能性がある。それは橋本先生が示された3法則1相関性(重心移動の法則、重心安定の法則、連動の法則、そして呼吸との相関性)が基礎となり、それが現在では8法則8相関性にまで至っている。 この操体…

「螺旋について」

ある時、こんな事を考えていた。「人間や動物のカラダはなぜ、円柱なのだろうか?」 「ロボットのように四角ではいけなかったのか?」例えば、人間のカラダがガンダムのように四角の構造で、発するコトバも漫画であるようなリズム感のないコトバになったらど…

「操体」の素晴らしさ

昨日、東京の蒲田で開催された「伝統療法カンファレンス」に東京操体フォーラムの一員としてこのイベントに参加させて頂いた。こういった様々な伝統療法が行われている場には初めて参加したのだが、本当に沢山の驚きと気付きがあった。まず会場入りして最初…

「体感して掴んでいく真理」

現在は新たな同志と共にとても豊かな学びの時間を私自身、心底愉しめている。 去年から加わった新たな同志からは沢山のことを学ばせて頂いているのだが、それは臨床の技術や知識だけではない。 今までの自分にはなかった「感性」を各々が持っていて、私だけ…

「無心」

今日は私の好きなコトバを一つ紹介したい。「無心は、いっさい心なきなり」(黄曝『伝心法要』)無心は、いっさい心なきものである。 「無心の心」は、心に何もとどめないことである。心に生じてくる、いっさいの観念が、まったく何もないという状態の心だ。…

「皮膚が教えてくれること」

お風呂上りに皮膚が赤くなったり、痒くなったりしたことはないだろうか?最近、私も風呂上りに太ももや背中が痒くなる。この原因の説は様々だが、私はこの症状が出る時は決まって精神的なストレスを感じる時に出る。水温等の環境的な要因、もしくは肉体的な…